サプリメントはそれだけ飲んでも意味が無い
ドラッグストアやコンビニに行くと、ずらりとサプリメントが販売されているのを見かけます。
毎日の食生活のバランスに問題を感じている人にとっては便利なサプリメントですが、だからといってサプリメントを飲んでいるから食品はどうでもよいというわけではありません。
サプリメントや栄養補助食品はあくまでも食事の補助的な機能を持つものなので、それ自体をいくら飲んでも体の機能を維持していくことはできません。
食事をきちんとしてそこに食材からは摂取しずらい成分を加えていくというのが正しいサプリメントの使用方法です。
医薬品と違ってそれを飲めばただちに期待した健康効果が出るというようなものでもないので、まずはしっかり「補助食品」であることを理解してください。
食事と合わせて飲むのが効果的
サプリメントは医薬品のように飲む時間が厳密に定められているというわけではありません。
ですが食事の時間とあまり間を開けず一緒に飲むようにした方が効果を得やすいということは言えます。
最も理想的なのは食後30分以内で、食べ物と一緒に体内に吸収されるようにしていきます。
特に亜鉛を空腹時に飲むと、吐き気などの体調不良に陥ることもあるので、十分に気を付けて下さい。
錠剤やカプセルタイプのサプリメントは飲み物と一緒でないと飲みづらいですが、このときできるだけ水を使って飲むようにしましょう。
ビタミンやミネラルの成分によってはそれに近いジュースで飲んだ方が効果があることもありますが、基本的には水で飲まれることを前提に製造されています。
特にお茶やコーヒーなどのカフェインを含む飲み物はサプリメントのもつ栄養素を壊したり別の形にしてしまったりするので、できるだけ避けた方が無難です。
またサプリメントの種類によって、摂取回数が異なります。
同じ「ビタミン」でも、ビタミンA・D・Kは回数は特に関係ないですが、水溶性ビタミンであるビタミンB・C・Eは、食後に2~3回に分けて飲むのがお勧めです。